大学生から社会人まで、
根強い人気が高い塾講師のアルバイト。
主要な駅には必ずと言っていいほど
大手の学習塾がありますね。
高収入のアルバイトを探している人は、
頻繁に塾講師のアルバイト求人を目にするのではないでしょうか。
塾講師のアルバイトはなんでそんなに時給が高いの?
やることが難しいの?
と思う人もいるでしょう。
今回は、塾講師アルバイトの時給事情について、
元塾講師が解説します。
アルバイトを探す際の参考にしてもらえると嬉しいです。
また、塾講師アルバイトについては、
別記事もありますので、合わせてご覧ください。
塾講師バイトは他の仕事より時給がいい?

結論をいうと、塾講師のアルバイトは他のバイトと比べて時給が高い傾向にあります。
安くても「1,200円」
高いと「6,000円」
なんていう表記もあったりします。
なぜ他のバイトよりも高い時給になるのか。
主に2点お伝えします。
原価があまりかからない
飲食店などでは、お客さんに料理を提供するために
材料費や水道光熱費、食器などの消耗品や人件費など、
多くの出費を必要とします。
しかし、学習塾はほとんどが人件費です。
一度備品や教材をそろえてしまえば、
あとお金をかけるところは人件費、
つまり実際に生徒に教える講師への給料になります。
人件費にお金がかけられる分、
時給を高くして、いい人材にきてほしいのです。
その分講師の責任は他のアルバイトよりも重いと言えます。
塾の商品になるようなものなので、
働きぶりや勤務態度は気が引き締まります。
生徒の月謝の料金
飲食店などでは、ランチに1,000円前後、
夜お酒のあるコースなら4,000円前後の料金がかかります。
その中で経費を差し引いて利益を出す必要があります。
儲かるためには数多くのサービスを提供する必要があります。
しかし、塾の場合、
一回の授業料が数千円かかることが多いです。
入ってくるお金が大きく、出ていくお金が少ないので、
講師のお給料に回せる余裕が出てきます。
塾講師の求人のチェックポイント

塾講師の求人はネットで検索すればたくさん出てきます。
ただ、その際に注意しておきたい点があるので、
いくつか解説します。
時給なのかコマ給か
多くの求人票の場合、
お給料は時給で表示されています。
1時間働くといくらもらえるかという
一般的な表示です。
しかし、塾講師の場合、
時給ではなくコマ給で表示されている場合もあります。
コマ給とは、
1授業あたりの給与になります。
なぜコマ給表記があるのか。時給ではダメなのか。
それは、授業時間が1時間とは限らないからです。
授業時間が80分だったり90分という塾もあります。
その場合、授業をした分だけ給料を払うということで、
コマ給で表記していることもあります。
個別指導か集団指導か
学習塾には大きく分けて2つの形態があります。
それは、
個別指導を行っている塾か
集団指導を行っている塾か
ということです。
個別指導は講師一人に対して生徒が1,2人を相手にする形式です。
それに対して集団指導は講師一人が生徒10人前後に一斉指導する形式です。
まれに講師一人で6,7人を相手にする
個別と集団の中間の形態をとる塾もあります。
集団指導の方が個別指導よりも時給が高くなります。
事務給が設定されているかどうか
塾講師のバイトで見逃されてしまいやすい項目が
事務給があるかどうかです。
塾講師の場合、授業をしている時間だけでなく、
授業の準備や、授業の報告書を作成する時間が必要です。
それも仕事の一部です。
ですので、授業以外の事務作業の時間に発生するお給料が
事務給になります。
この事務給は塾によって規則が異なります。
授業時間と同じように給料計算をしてくれる塾もあれば、
事務給だけ最低賃金に設定されているところもあります。
求人応募する際は、事務給がどういう規則になっているのか、
1授業あたりどのくらいの時間が必要なのか確認しておくことをおすすめします。
時給に幅がある理由

1つの求人票でも、時給の幅がある求人が多いです。
個別指導でも「時給1,200円~2,500円」などと書かれている求人を目にします。
この時給の幅は何で決まるのか?
主な理由を2つ解説します。
学校の授業の補習か受験対策か
理由の1つが、指導する生徒にあります。
学校の授業の補習をする生徒に学習指導をする場合、
求人票の最低額になる場合が多いです。
それに対して、中学3年生や高校3年生など、
受験生に対して学習指導をする場合、
時給が高くなる傾向にあります。
塾にとって受験の合格者を出すことは
新しい塾の生徒獲得にもつながりますし、
受験対策講座など授業料が高くなることがあるからです。
また塾によっては、
難関大学を目指す生徒を相手にすると
さらに時給が上がったりします。
その分、講師に求められる知識や教え方は高くなっていきます。
時給が上がるのは嬉しいですが、講師側もプレッシャーを感じるかもしれません。
塾講師の経験が短いか長いか
塾講師の経験がない状態でアルバイトを始めると
だいたいは求人票の最低額の時給になりやすいです。
それに対し、その塾での経験を積むと
時給を上げてくれる塾もあります。
親切な塾だと、別の塾での指導経験があると
時給を上げてくれることもあります。
塾講師のよさは塾そのものの評判にもつながるので、
長く続けてくれて実力のある人は評価してもらいやすいです。
塾講師としておすすめの働き方

以上を踏まえて、塾講師を始める場合におすすめの働き方をお伝えします。
皆さんそれぞれ働く目的があるので、
今回はわかりやすく目的別に2つに分けて紹介します。
また塾講師ではないですが、筆者が家庭教師のアルバイトをしていた経験も記事になっているので、
アルバイトを探している人は合わせてご覧いただけると嬉しいです。
がっつり稼ぎたい
とにかく時給が高い方がいい、
短時間で効率よく稼ぎたい
という人には
集団指導形式、受験生対応
ができる求人をおすすめします。
集団指導は多くの生徒の前で喋ることが必要です。
また受験生相手には、科目の深い理解が必要です。
それが苦にならないようでしたら、
ぜひ挑戦してみてください。
楽しく働きたい
まずは塾講師が自分に向いているか確かめたい。
働くなら楽しくプレッシャーが少なく働きたい。
という人には
個別指導形式、受験生ではない生徒の対応
ができる求人をおすすめします。
個別指導なら対応する生徒のペースで進むことが多いので、
一人ひとりの生徒に集中できます。
また、受験生ではない場合、学校の補習のようになることが多いので、
教科書やテキストを見ながら授業することもできます。
塾講師として働くときの注意点

塾講師として働く場合、他のバイトと違って注意しておきたい点もあります。
私の経験も踏まえて3つにまとめました。
働ける時間が限られていることもある
特に個別指導の場合、
その生徒がいないと授業ができません。
自分は3,4時間働きたくても、
授業をする生徒がいないと働けません。
1日1授業で終わってしまうということもざらにあります。
他のバイトと違って、まとまった時間働くということはしにくいです。
特に生徒数が少ない春などはその傾向が強いです。
働く時間が固定制になっていることが多い
飲食店のバイトなどでは、
働きたい時間に希望を出すシフト制のお店もあります。
しかし学習塾の場合、
特に集団指導の形式では、
働く曜日と時間を固定しているところが多いです。
生徒も決まった時間に授業を受けることになっているので、
講師の方もそれに合わせる必要があります。
まれに個別指導の場合、
講師と生徒が相談して次の授業日を決めるということもあります。
ただ、前提として、曜日も時間も固定で働くことになると思っておくのがいいです。
服装や髪色が決められている塾もある
塾講師は塾の商品であり顔です。
一定の人間性を見られており、求められています。
なので、髪型や紙の色、爪やアクセサリーに関して
一定の制限をしている塾もあります。
また、スーツ着用が義務の塾もあります。
クールビズやオフィスカジュアルなど、清潔感ある服装ならよいという場合もあります。
終わりに|時給に見合った責任が求められる

塾講師は時給も高く、やりがいも大きい仕事です。
一度始めると、受験が終わる3月まで続くことが多いですし、
続けたくなる仕事でもあります。
どの仕事もそうかもしれませんが、
時給が高い分、求められることも高くなります。
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