こんにちは。
コメダ珈琲のモーニングを食べながらブログを執筆することに幸せを感じています、きくみちです。
最近は物価高や社会保険料の増額もあって、お金の心配をする人も増えてきているのではないかと思います。
そんなとき、転職を考える人も増えるのは当然のことと思います。今よりも給料を上げて、あるいは副業ができる環境に変えて、お金の心配を減らしたいですよね。
中には民間企業に勤めているけれど、教員に転職したいという人も多いのではないでしょうか。今回は、教員に転職したいという人に向けて、事前に考えておいてほしいことを書いていきます。また、実際に教員に転職したけど後悔している…という人も、「自分だけじゃなかったんだ」と安心できる内容になればいいなと思っています。
民間企業から教員への転職を考える理由

転職理由は人それぞれあると思いますが、私が教育現場で働いてきて実際に会った人の中で多かった理由を、主なもの3つ挙げていきます。一般的なデータではなく、私の肌感覚の部分が大きいです。また、教員は学校によって公立、私立などがありますが、ここでは公立の学校がメインになっていきます。
いつかは教員になりたいと思っていた
学生時代に教員になることも選択肢に入っていて、教員免許も取得した。けれども、就活との兼ね合いで民間企業に就職したという人の割合は少なくなさそうです。しばらく民間企業で働く中で、「自分の人生やりたいことをやろう」と自分を見つめ直し、教員への転職を決意する人は多いです。
勤めている会社に不満がある
会社の待遇がよくない、会社の将来が不安、人間関係が不満、など後ろ向きな理由で転職する人もいます(むしろその方が多いかな?)。そんな中、公務員として待遇が安定していて、(おそらく)将来なくなりそうのない教員を就職先として選ぶ人もいらっしゃいます。今は教員も人手不足で、年齢関係なく採用募集に応募するだけで喜ばれます。教員免許を持っていれば、転職先としてまず候補に挙がりやすいです。
社会に役立つ仕事がしたい
民間企業に勤めている人の中には、「仕事にやりがいを感じない」「何のために今の仕事があるのか分からない」とモヤモヤを抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。平日5日も時間を費やすのですから、少しでも人の役に立っている実感がある仕事をしたいと思うのは当然ですよね。教員になれば、ほとんどの人が「社会の役に立っていない」とは思わないでしょう。目の前の子どもの成長はそれだけ価値がありますし、やりがいがあることは確かです。
教員に転職したことを後悔してしまう理由

前向きな気持ちで教員として働き始めても、後悔してしまう方はいらっしゃいます。割合としては多くはないかもしれません。そのまま教員を続けられる場合の方が多いです。では何故後悔してしまう人が出てくるのでしょうか。私が学校で働いていて体験したことをもとに、主な理由を3つ挙げます。
気を遣う人間関係が増える
民間企業でお勤めの場合、人間関係といえば、「取引先の人(クライアント)」「職場の同僚」の大きく分けて2つの場合があると思います。
学校の場合、人間関係は大きく分けて、「児童生徒」「職場の同僚」に加えて「保護者」が加わります。保護者とのコミュニケーション、電話や連絡帳、実際に会って話すことにも気を遣うことになります。
人間関係に気を遣うことが苦手な人にとっては大きな負担になってしまいます。
また、私立の学校だったり、市町村が運営している市立高校などは、人事異動がほとんどありません。そのために、嫌な同僚がいるとずっと付き合い続けることになるというリスクもあります。
仕事の成果や責任で給料が決まるわけではない
公立教員の給料は、よくもわるくも固定的です。経験年数(民間企業経験もカウントされます)や管理職ポジションで給与が決まります。
そのために、他の教員より多くの仕事を抱えていても、経験年数が浅ければ給与は低いままです。反対に、あまり仕事をしない、他の教員に任せっぱなしにして、たいして働いていない人でも、経験年数が多ければ給与は高いです。
そのような不公平感が、転職者のやる気を下げたり不満を高めたりしてしまいます。
最初から教員をやっている人に比べれば、この点は敏感になってしまうと思います。
裁量権が大きくはない
教員はどちらかというと、決められたことをこなすイメージが強いです。(筆者の体験からすると、ホワイトカラーよりブルーカラー寄りの職種ではないかと感じています…)
授業の仕方や、児童生徒への接し方などは各々の特性を活かして創意工夫ができる場合もあります。しかし、その他のことについては、今まで通りのことを滞りなく行う、という業務の方が多いです。行事の準備だったり、校務分掌と呼ばれるそれぞれの教員に割り振られる役割だったり。こういうところが公務員的です。
民間企業の場合のプロジェクトリーダーのような立ち位置と、教員でいうリーダーポジションの学年主任を比較しても、裁量権の違いがありそうです。学年主任といっても、やるべきこともほとんど決まっていますし、その割に責任だけは重いという役割だったりします。
民間企業から教員への転職をおすすめできる人

とはいえ、教員へ転職して働き続けている人が多いのも事実です。私が経験してきた中で、どういう人に教員への転職がおすすめできるのか、長く続けられている人がいたかをお伝えしていきます。
人間関係を割り切って考えられる人
教員は特に、同僚や保護者がどういう人かによって働きやすさが大きく違ってきます。仕事の仕方が属人的(組織のマニュアルでなく人の裁量で決まってしまう)なので、周りの同僚に配慮できる上司だったら、ほとんどの人がストレスが少なく働くことができます。
ただ、そういったことはばかりではないのも事実。そのために、同僚や保護者との関係を割り切って考えられる人でしたら、いくぶんかは働きやすいです。人間関係で嫌なことがあっても、気持ちを切り替えて仕事に取り組める、という人ならば教員という組織で働くことに向いていると言えます。
他人と比べない人
これも人間関係の1つになるかもしれません。先述したように、労働量と給与額が見合っていない場合もあります。そのときに、人と比べて不満を感じない人、自分の役割に集中できる人ならば、教員に向いています。そういう人は、自分の仕事を楽しめる人だと思います。
やるべきことを淡々とこなせる人
教員は裁量権が大きくない分、決められたことを淡々と進めることも求められます。児童生徒の対応は臨機応変さだったり、指導の仕方には児童生徒の観察や熟慮が必要になってきますが、それ以外の業務は授業準備も含めて事務作業的なものも少なくないです。
「これ何の意味があるのかな」という仕事も少なくはないです。昔から続いているからやるんだ、という仕事もあったりします(最近は少しずつ改善している学校もありますが)。
そういったことも全て受け入れて、仕事を進められる人は教員に向いています。もちろん、授業の構成は創意工夫が求められる、自分のやり方でやってみる、ということもできます。
最後に

AIの普及で仕事の仕方や職業の盛衰が変わる中、教員はまだまだAIにとって変われない職業だと思っています。
ブラック労働として認知が広まっている教員ですが(事実ではあります…)、国にとって、そして家庭にとってもなくてはならない職業です。一人でも多くの方が教員を目指してくれることを願っています。
もし、転職を考えていたり、自分の辛い状況を聞いてほしい、という方がいらっしゃったら、お問い合わせフォームからご連絡ください。皆さんの負担が少しでも軽くなれば幸いです。
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