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【HSP気質】つらくて教員を辞めたい。元教員だからわかる繊細な人のしんどさ

学校現場
画像出典:photoAC

こんにちは。
最近、日中の気温が高くなってきてアイスが恋しくなってきている
きくみちです。

皆さんは人に対して気を遣いやすかったり、
1つの失敗をいつまでも気にしてしまうことはありますか?

私はそういうタイプでした。
そのためか、仕事では気持ちがモヤモヤすることが多かったですし、
休日も気が休まらないことが多かったです。

教員という人が主になる仕事は、
特にその傾向が現れやすいのではないでしょうか。

今回は、繊細(せんさい)な心をもつHSPのことと、
学校現場で感じたHSPならではの体験をお伝えします。

私自身、自己診断を何度か試したのですが
HSPの気質があることが分かりました。

HSP(気質)とは

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HSPとは、
ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person)の略で、
以下の特徴をもつ人のことをいいます。

①ひと一倍敏感
②感受性が高い
③強度の強い人・弱い人がいる
④直観力に優れている
引用元:【もしかして】HSPとはどういう人のこと?ひと一倍敏感、繊細なら確認すべき4つの性質|ココヨワ

HSPの人の性質

HSPの人はその特徴から以下の性質・性格にあてはまります。

①人に意識を向けすぎる
②5感が鋭すぎる
③共感力が高い
④小さな変化を見逃さない
引用元:【もしかして】HSPとはどういう人のこと?ひと一倍敏感、繊細なら確認すべき4つの性質|ココヨワ

HSPは4つに分類される

HSPはさらに4つに分類されます。

内向型か外向型なのか、
刺激追求型かそうではないのかで
それぞれ以下の4つに別れます。

  • HSP
  • HSE
  • HSS型HSP
  • HSS型HSE

細かい違いや特徴は、
参考になるサイトを載せておきますので、
詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

筆者はHSS型HSE(刺激追求型・外向型)のようです。

内向的なイメージが強いHSPですが、
意見社交的に見える方でもHSPにあてはまることもあります。

いずれにしても、繊細な心をもっていることは同じです。

HSPが教員を辞めたいと思う理由

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HSPがゆえに、学校で働いているとしんどくなることが多いです。

どんな仕事でも人間関係は避けては通れないですが、
教員ならではの職場環境が、他の仕事にはないストレスを生んでしまう場合もあります。

以下では、私の経験を元に、
学校に勤めたからこそわかるHSPの辛さを挙げていきます。

完璧主義(かんぺきしゅぎ)

学校では授業をはじめ、他学級・他学年と一緒に動いたり、行事の練習をしたりと
計画を立てて実行することが数多くあります。
大きくみれば、学級経営もそうです。

ただ、計画通りスムーズにいくことはほとんどありません。
細かく計画すればするほど、計画は崩れます。

自分の受け持つクラスだけならまだしも、
他のクラスと合わせて何かをするとき、
他クラスの担任に「すみません」という場面も多いです。

子どもを相手にすることなので、仕方ないことも多いです。

しかし、HSPの場合、
完璧を求めてしまい、仕方ないと思えないことがあります。

人によっては「自分が深く考えなかったから、想定があまかったから」と責めてしまいます。

そうした自己嫌悪に加え、細かいところを気にするようになるので、さらにストレスとなってしまいます。

同僚の意見を優先してしまう

教員でも多くの方は、同僚との衝突を避けるために、
相手の言っていることが間違っていそうなことでも、
相手に合わせることはあると思います。

HSPの場合、それが顕著にでやすいです。

議論になったり、不機嫌になられたらめんどうということもあります。
それ以上に、相手を嫌な気持ちにさせちゃうこと、今後の仕事がうまくやっていけるか心配になってしまうことを、強く意識してしまいます。

また、教員は担任同士が連携をとって生活・生徒指導を行います。
教員同士が仲良くしないと、児童生徒達への接し方や対応に悪い影響がでてしまうとも考えがちです。

私の場合、これが一番辛かったです。
子ども達のためと思って、嫌な学年主任に合わせてストレスを抱えていました。

子ども達への指示や、学年で合わせることがバラバラになるわけにはいかないので、
嫌な同僚だからといって無視することができませんでした。
学年主任が決めて学年で合わせることがあったとき、指示が少なくて自分のクラスだけどうしたらいいか迷う、という状態をつくられかねないです。

生徒のことを考えすぎてしまう

ベテランの教員でも、
生徒への対応や言葉がけを間違ってしまったかも、
なんて思うこともあるんじゃないでしょうか。

経験が浅い教員ならなおさら間違えたと思うことは多くなりますよね。
30人以上をいっぺんに相手にしなきゃいけないですし、
子どもの性格や気分によって受取方も変わってきますからね。

それでもHSPの人の場合、
「あの言い方がよかったのかな?」
「必要以上に踏み込んでしまったかな」
など、反省を超えた後悔になることが、他の方より多くなります。

子どもを傷つけてしまった、
先生なんだからもっとうまくやれた、
など、失敗は許されないという思いやプロ意識がはたらいてしまいます。

それが毎日のように続くととても辛い時間が増えます。

HSPが教員に向いている場面

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教員として辛い場面が多いHSPですが、
教員に向いている場面もあります。

大きく分けると3つあるかなと思います。

  1. 児童生徒の気持ちに寄り添える
  2. 同じ立場の教員の支えになれる
  3. 細かい点に気がついて周りが助かる

人の気持ちに敏感だからこそ、人の辛さの理解者になれます。
それは目に見えなくても知らず知らずのうちに周りの人の助けになっているはずです。

また、細かい部分にも気がつきやすいので、
行事や学年会などの会議で指摘してもらえると
事前の準備がうまくできてトラブルを防ぐことができます。

しんどさとの向き合い方

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HSPで教員をされている方も一定数いらっしゃると思います。
むしろ子ども達に関わる仕事なので、
人の気持ちを理解しやすい人が多く就いているかもしれません。
その分HSPの割合が多い可能性もあります。

今教員をしながら、しんどい気持ちで日々働いている人はどうしたらいいか。
大きく3つに分けて、気持ちが少しでも楽になる方法をお伝えします。

共感してくれる人に話す

職場や職場の外でも、今の自分の状況を理解してくれる人に話すことは効果的です。

私の場合、まず職場は違うけれど教員をしている友人に話すことで、少し気が楽になりました。

自分がHSPかそうでないかに限らず、
同僚や保護者の言葉や態度でつらい気持ちになったことを話せれば、
共感してくれる人も多いと思います。

「自分が間違っているわけではない」と思えるだけでも、
出勤時の気の持ちようが変わります。

仕事だからと諦められることは一部でも割り切る

「仕事だから嫌なことがあっても深入りせず無感情で従う」
「相手にどう思われようが、やることやっていればそれでいい」
と割り切れるのならそれでいいです。

私の場合、民間では少しこの考え方ができました。
ただ、教員の時は難しかったです…

児童生徒のことを思うと、
教員同士の連携がうまくいかなくなるのは避けたいと意識してしまいました。

年々多くの子どもを見てきているうちに、
ちょっとやそっと教員側が手間取ったり間違ってもそんなに影響ないなと感じるようになったので、
経験を重ねるうちに、割り切って考えられるようになるかもしれません。

転職活動を視野に入れる

「教員しか自分の道はない」
「教員が続かない自分はダメな人間だ」
など、追い込まれていたら自己嫌悪におちいってしまいます。

他にも生きる道はある、
自分を必要としてくれる職は1つじゃない、
と気持ちに余裕をもつためにも、転職活動をおすすめします。

実際に転職をするわけではなくても、
求人を調べるなどの転職’活動’
お金もかかりませんしリスクもないです。

参考までに、1つだけ教育分野の転職サービスを紹介します。

EMPS」という私立教員を専門としている転職エージェントです。
自分で求人を探さなくても、条件を伝えれば自分に合った求人を担当者(エージェント)から紹介してもらえます。
登録は無料ですし、特にデメリットもないので、忙しくて時間のない人におすすめです。

教員の転職については、別の記事でも紹介していますので、
ぜひそちらもご覧ください。

子どもと関わる仕事は1ではないですし、
あなたを必要としている職場はたくさんあります。

少しでも楽しいと思える生き方をしてほしいです。

最後に|HSP気質のあなたは間違っていない

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人の悩みに寄り添って、その人を少しでも楽にするために、
HSPの性質はプラスにはたらくことがあります。

勉強を教えるだけでなく、
人格の形成も教育の役割です(年齢が低いとこちらがメインかも)。
人への優しさを育てることを考えると、
HSPの気質はまさにうってつけではないかと思います。

人を育てる教師には向いている。
けれど、働き方や制度の状態をふくめた
仕事としての教員としては辛いことが多いです。

子どもにとっては必要な存在なので、
できれば長く続けてもらえることを願っています。

今のこの気持ちを誰かに相談したい。
けれど相談できる人がいない…
という人は、ココナラというサイトで教員の悩み相談を受けていますので、
ぜひご利用ください。

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