埼玉県と千葉県の公立高校入試の違い

学校現場

こんにちは。

久々に記事を投稿します、たーはんです。前回から今に至るまで、FP2級の勉強やなにやらで忙しく、ブログに手をつけられませんでした…

ですが、そのお陰でFP2級の1月試験で、合格点を取ることができました!3月2日に正式に合格発表です!

今回ですが、2月ということで、高校や大学の国公立入試が近づいてきましたので、入試ネタを書いていきます。

首都圏でも違いがある公立高校入試

筆者は首都圏の公立高校に通っていた経験があり、社会人になって別の県の公立高校入試の受験生指導に携わりました。その経験から、「こんなに違いがあるの!?」と思ったことも多々ありました。

ですので、その中でも

埼玉県

千葉県

の2校に絞って違いを紹介していきます。

入試に限らず、高校の特徴でも違いが見られます。

例えば、埼玉県は、まだ男子校、女子校が公立高校でも残っています。(栃木県や群馬県でも残っていたりします。)

歴史が古い高校なら、その都市名が入った学校、男子校なら「○○高校」女子校なら「○○女子高校」となっている場合が多いです。(浦和、川越、熊谷、松山などがあります。)

一方で、千葉県では、公立高校の男子校は一つもありません!(ちなみに、私立でも男子校は随分前になくなりました。)女子校でさえ、2校(千葉女子、木更津東(全日制))しかありません。

全国の流れ的には、共学のを推進する風潮ですが(少子化や男女平等の観点が影響していると思われます)、埼玉などはOB、OGの意向もあってか、男子校女子校のまま存続してほしいと思う人が一定数いらっしゃるようです。善し悪しはともかく、母校が変わってしまうのは、寂しさもありますからね、分からなくもないです。

模擬試験の重要性

埼玉県で公立入試の模試といえば、「北辰テスト」になります。毎月のように実施されており、毎回あるいは2回に1回の割合で受ける生徒が多いです。ここで他県にいる人には信じがたい事実が2つあります。

1つは、北辰テストは1社で実施されていることです。株式会社北辰図書のみが埼玉県全域の模試を行っています。それが「北辰テスト」になります。

2つ目ですが、(そしてこちらの方が驚きですが、)この模試の結果は私立高校の入学に大きく影響します!

夏くらいから高校説明会や個別相談会が私立高校独自で開催されます。この個別相談会の時に、学校の成績表や北辰テストの結果を持って行くと、その学校に入学できる実力があると判断された場合、通称「確約」というものを出され、入試本番はテストを受けるだけで合格できることがあります!

確約は11,12月に出されることが多いです。そのため、10,11月の模試の結果は特に重要になります。中学3年生の時の定期テスト(場合によっては中学校3年間の定期テスト)結果も重要です。

一方で、千葉県の公立高校入試の模擬試験は、主に「V模擬」「S模擬」の2種類があります。

V模擬の歴史は長く、千葉県と東京都の入試を対象にしています。S模擬の方は比較的新しい模試で、千葉県の入試を対象にしています。

埼玉県と違い、1種類だけというわけではないですね。また、模試の結果が私立入試に有利に働くということはなく、公立入試の前に滑り止めとして私立受験をする場合でも、入試本番の点数で合否が決まります。(これが当たり前だと思って埼玉県に行くとビックリしますね)

通学範囲

次に通学範囲について紹介します。

埼玉県では、入試で合格すれば、基本的にどこの学校でも入学、通学することができます。(ほとんどの人は自宅から通える範囲で選ぶと思います。)

対して千葉県では、高校でも学区制を導入しており、受験できる学校が決められています。ただ、中学のように狭い範囲ではありません。

千葉県を9つの学区に分けて、「自分が住んでいる学区」と「自分が住んでいる学区と隣接する学区」

にある高校に通うことができます。

ですので、都心に近い学区に住む人は、選択肢に困ることはありません。千葉県の南部に住む人は、選べる学校が限られてきてしまいます。(学区制でなくても遠くて通うことが難しいですが…)

受験までの日程

最後に受験の日程の紹介です。

出願の日程や、入試の日程などは、ほとんど差はありません。少しだけ千葉県が早めの日程かな、というくらいです。

ちなみに、2023年で比べると

埼玉県は2月22日(水)、24日(金)が公立入試の日で(23日は天皇誕生日で祝日なので)、

千葉県は2月21日(火)、22日(水)が公立入試の日になっています。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

近くにある県でも独自性が見て取れましたね。中学3年生の担任をしている先生方は特に四苦八苦されていると思います。

読んでいただいてありがとうございました。

それでは、また次の記事で。

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