こんにちは。
チーズドッグをおやつに食べることにはまっています、たーはんです。
3月になり、転職する人が増える時期ですね。転職サイトで教育系の職種の募集を見ていると、「児童指導員」「学童指導員」という単語を多く目にします。
今日は、筆者の経験から、学童保育での仕事を紹介していきます。
他の記事でも筆者が体験したアルバイトを紹介していますので、よければご覧ください↓
学童保育とは
そもそも学童保育とはなにか、ということですが、学童保育は、小学生を放課後などに預かる場所として設置されています。
(ちなみに、小学生を’児童‘、中学生や高校生を’生徒‘と表記して分類することが一般的です。そのため、この記事では学童保育の対象者である小学生は’児童’と表記していきます。)
市町村が学校と併設して設置している公営のものや、企業が経営している民間の場合もあります。公営であっても月謝をとることが一般的です。(一部NPO法人や役所の施策の事業で、家庭の経済状況を鑑みて利用料無料にしている場所もあるかもしれません。)
学童保育で行っていること
ここからは筆者が学生時代(10年程前…)、大学の長期休暇中にアルバイトとして学童指導員をしていた経験を元に執筆します。
学期の途中、文字通り放課後の学童保育の場合、学級の帰りの会が終わって下校する生徒から順に部屋に入ってきます。学校によっては学年で集団下校をしている場合もあるので、学年で一斉に来室することもあります。
来室したら、だいたいの生徒はおもちゃで遊んでいました。カードゲームをしている児童もいました。ある程度時間が経ったら、おやつの時間→宿題などの学習の時間→外遊びの時間という流れになります。季節による日の長さや天候によって変わることもあります。17時くらいから保護者の迎えが来始めるので、外遊びが終わると全員部屋に戻って自由時間になります。迎えが来た児童から順々に帰宅していきます。
夏休みや春休みの場合、朝から晩まで預かっているので、上記のサイクルを午前と午後で2回繰り返します。しかも一つ一つの時間が長い。そして朝一で体操をします(私の時は「ジンギスカン」を流して皆で踊っていました)。一日学童保育にいるので、長期休み中はお弁当を持ってきます。
また、場所によっては、預かっている途中で習い事にいく児童もいました。私が勤務していたところは、近くのスイミングスクールに通っている児童が多かったので、時間になったら対象児童を整列させて、一斉に送り出す、ということをしていました。
学童保育の仕事をするための手順
学童保育の指導員として仕事をしたい!と思ったときどうすればよいか。
基本的に他の求人募集と同じで、募集記事に書いてある方法で申込をし、必要書類を送って面接をします。私営の場合は会社に、公営の場合は自治体に申し込みます。筆者の場合は公営だったので、その自治体の担当課に申込をしました。
アルバイトだったので、勤務可能日数や時間帯が多かったこともあり、難なく採用してもらいました。教育学部だったことも影響したかもしれません。(ただし時給は最低賃金よりちょっといいくらい…)(当時の筆者の調査によると、大きな自治体ほど時給はよかった!職務内容は同じなのに…)
そして、自治体内に設置されている学童保育の中で勤務可能な場所を選択し、後日配属が決定します。
実際に勤務してみて気がついたこと
筆者は大学生の時の長期休暇を利用して、短期の学童保育のバイトを数回やりました。(1回やると「次の長期休みも申し込んでくれない?」とお声がかかります。)
ただ、時期によって以前と違う場所に配属になったりします。職員や他のバイトの人数とバランスをとるので、短期アルバイトの人は場所を転々とする場合もあります。
筆者は同自治体で2カ所の学童保育に勤務しました。そこで気がついたことは、同じ自治体でも拠点によって違いがありました。
その違いは、職員の人(施設長?)や他の常勤アルバイトの人の方針ややり方によるものだと分かりました。
例えば、ケンカが起きたときの児童の行動です。最初に勤務した場所は、児童同士でケンカして、一方が泣いてしまった場合、その子を慰めるなど自分たちで解決しようとしていました。一方、次に勤務した場所では、児童同士のケンカで泣いてしまう子がいても、他の子は何もせず、大人が来て解決してくれるのを待っている、という状態でした。
これがなぜ職員の人の影響になるのか。私の知識と経験に由るところが大きいですが、関連性は大きいと思います。
最初の勤務場所ですが、職員の方々も比較的年配で、児童が伸び伸び過ごせるような雰囲気でした。私に対してのアドバイスも「○○の方がいいですよ」「保護者に不信感を持たれないよう△△は避けてくださいね」等、物腰柔らかく、禁止事項は必要最低限で伝えてくれました。
一方次の勤務場所では、職員の方がちょっとしたことで児童を叱ることがよくありました。計算ドリルを解いている途中で横を向いているだけでも、強い口調で注意することがありました。また、「○○したらダメ」「何度も言っているでしょ」というように、児童を注意することが多かったです。
このことから、行動の決定権が「自分たちにある」ものなのか「先生(学童指導員)にある」ものかの認識が違ってくるのだと思いました。
普段からある程度自由な環境にいる場合は、自分たちでなんとかしようという姿勢が身につき、逆に大人に逐一指示される環境の場合は、大人の判断を待つ姿勢が身についてしまうのではないか、という仮説を当時立てていました。
今になってもその考えはその通りだなと思っています。
終わりに
この記事が少しでも、学童で働く人の助けになれば幸いです。
質問等ありましたら、お問い合わせフォームからご連絡ください。
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