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国家公務員を目指す大学院生必見!院卒で公務員試験を受けた大学院生の事例

学校外教育職
画像出典:photoAC

国家公務員試験の内実は、他の地方の公務員試験などと比べて情報が少ないです。
受験者数が少ないので、需要も少ないです。

受験する人からすれば、不安が大きいでしょう。

地方公務員試験と同じ様子かな?
特別なことはあるのかな?
など疑問が湧いてきますね。

最近は国家公務員試験の記事をよく読んでもらっているので、
今回は筆者が試験を受けたときの経験も書いていきます。

この記事の執筆者
名前|きくみち
大学、大学院と教育学を専攻
大学院生時代に国家公務員試験を受験
国家公務員試験受験時は文部科学省が第一志望

国家公務員の受験を決めていて、
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院卒(見込み)の枠で公務員試験を受験

筆者は「人間科学」という区分で大学院生の時に国家公務員試験(総合職、院卒程度)を受験しました。
1,2次試験を通過し、官庁訪問(省庁ごとの面接)までたどり着きました。

結局官庁訪問は行わずに、別の職に就いていきました。(この選択から私の転落人生は始まっていくのですが…)

「人間科学」区分の試験については、こちらの記事をご覧ください↓

また、国家公務員試験そのものを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください↓

総合職試験、院卒、1次試験(マークシート)

画像出典:photoAC

1次試験は基礎能力(教養)試験と専門試験のマークシートです

私の場合、嬉しいことに試験会場が自分の通う大学でした。
なので当日も時間や会場までの道順を心配することもありませんでした。

会場の様子

部屋は大講義室で、一つの長机に2,3人が座る、よくある試験の席割りでした。
人間科学区分はマイナーだったこともあり(院生試験の場合はメジャーと呼べるほど採用人数が多いものもないのですが…)、1つの部屋で収まっていたと思います。

試験を受けている層も、大学院生ということもあって、
20代半ばの人だけでなく、20代後半の方もいたのではないかと思います。
あくまで見た目で年齢層を想像しているので、間違っていたらごめんなさい…

試験中の様子

基礎能力試験は時間も足りないので、とにかく解くことに集中していました。
普通の試験では、解き終わったら途中で退出する人もいますが、
時間目一杯使っても終わらないので、ほとんど退出する人はいませんでした。

神経をとがらせていたためか、小さな物音や試験管の声に特に敏感になっていました。

専門試験では時間に余裕がでてくるので、気持ちに余裕をもって取り組むことができました。

人間科学区分の受験者が多くないためか、
一つの大きな会場に別区分で受験している人達がいました
おそらく理系、技術分野の人達だったと思います。

国家総合職、院卒、2次試験(論文、政策討論、面接)

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なんとか1次試験に合格しました。

合格通知と一緒に2次試験の案内が来ていました。
筆者は首都圏に住んでいたので、2次試験は埼玉県にある人事院関東事務局が会場でした。
おそらく関東地方の受験者は全員そこに集まったんじゃないかなと思います。

さいたま新都心駅が最寄りで、
東口はコクーンシティという巨大ショッピングエリアで、
西口は当時いろいろな建物の建設途中でした。
また、駅直結で、あの有名なさいたまスーパーアリーナがあります。

試験は午後からでしたので、
早めに到着した筆者はコクーンシティのどこか(忘れてしまいました…)で軽食をとって会場に向かいました(たぶん)。

2次試験の試験順と様子

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2次試験は、専門科目の論文政策討論面接、の順番で進行しました。

2次試験の内容を詳しく書くと怒られそうなので(口外してはいけない気がします…)、
当時の私の様子を簡単に紹介します。

専門試験記述式)

専門科目の論文は、ラッキーなことに、
自分が興味をもっていたテーマでもあったので、想定よりも自信を持って書くことができました。

私の場合の専門科目は、社会学と教育学の2つだったのですが、
どちらも関心があったり、大学の少人数講義で取り扱った内容に重なる部分があったりなど、
書く際のネタがあったのが功を奏しました。

政策課題討議試験

政策課題討議試験も、自分が大学、大学院と学ぶ中で重なるところがあるテーマだったので、
それなりに的を射た意見が言えたのではないかと思います。

自分の発言の後に試験管がペンを走らせたときは、
「いいこと言えたかも!」とテンションが上がった記憶があります。

人物試験

最後は面接です。

私の時は6人1組くらいに分かれ、
1つの部屋で1人ずつ面接していきました。

私は2,3番目だった気がします。
順番が来るまでは、廊下に置かれている椅子に待機して、準備してきた応答を復習していました。

順番が回ってきて面接本番、
想定より面接官が朗らかな様子だったので少しだけ安心しました。

面接官は3人いて、各自10分くらいの持ち時間があるようでした。
なので、私の面接時間は30分くらいでした。

面接の内容は詳しくは書けませんが、人間科学区分での採用という立場を強く感じました。

法務省に採用される人が多いこともあって、私が大学生時代に経験のある児童相談所の夜勤スタッフのアルバイトの話を多く聞かれました。(法務省と何が関係あるの?と思われた方、こちらの記事をご覧ください↓上記の紹介記事と同じものです。)

2次試験を終えて

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面接が終わったら、終えた人から順に帰宅することになります。
全部の試験を終えてホッとし、そのまま帰ろうと思ったとき、
同じく別の部屋で試験を受けていた受験生達と遭遇しました。
初対面の人達でしたが、軽く手応えなどを話したりしました

このまま庁舎入り口まで歩いて解散になるかと思いきや、そのうちの一人が、
「この後ご飯に行きましょう!」
と誘ってくれました。

せっかくの機会なので私はすぐに「行きます!」と答えました。
他の人は帰宅してしまいましたが…

提案してくれた人と2人での食事になりましたが、
いろいろ聞くことができたので、いい機会になりました。

その方は院卒者試験の行政区分という試験で受験されていました。
そして驚いたことに、司法試験もその年に受験するとのことでした!(院卒者試験の行政区分は、法律だけ、経済だけ等、自分が得意な分野だけで出題範囲をカバーできたと思います。)

なんでも、院卒試験の行政区分は、司法試験と平行して受験している人がほとんどだとか。

人によっては、司法試験の滑り止めとして受験している人もいるんだそうです。
行政区分を第一志望で受験する人は競争相手が強いですね…弁護士の卵と競うわけですから…

総合職試験、院卒、合格発表

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2次試験から3,4週間くらい経った頃でしょうか。
自宅に合否結果が書かれている葉書が郵送されてきました。
結果は合格!官庁訪問に進むよう指示されていました。

ですが、当時の私は教員採用試験に向けて励んでいました。
一度教育現場を見てから文科省に入ろうと思いました(確実に採用してもらえるという保証もないんですけどね)。

合格結果は3年間有効なので、2年後までに官庁訪問をやればいいと思っていました。

私の人生はその後転落していくことになるとは、このとき少しも疑わず…今になればもっと堅実に職業を考えていくべきでしたね。

その年の教員採用試験は不合格になりました(国家からは合格で、地方からは不合格をもらうという…泣)。

次の年、大学院を修了し、臨時採用で教員として働くも、学年主任のパワハラで現場を去ることに。

そして、やりがいだけで支えられている給料の低い非営利団体の職員として勤め始めるという、
ハチャメチャな人生を送り始めました。

もし、国家公務員試験に合格して、入省か他の職業かを迷っている方がいらっしゃったら、まず官僚になりましょう!と私は即答します笑。
自分のようになってほしくないので…(そんな人めったにいないでしょうが笑)

最後に|大学院生にも公務員試験はおすすめ

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企業の就活と重なるところもあったかと思います。
公務員試験だから特別な決まりや選考の仕方がある、ということはなく、
いたって普通だったりします。

むしろ、受験者にいろいろな経緯があって
この試験に辿り着いているということがあるかもしれません。
特に人間科学区分は当時はマイナーな科目だったので、
受験生もいろいろな背景をもつ方がいらっしゃったかもしれません。

そして、別記事でも書きましたが、
2次試験の合格通知の葉書は大切に保管しておくことをお勧めします
(簡単に捨てる人も少ないと思いますが)。
卒業旅行の割引キャンペーンに使えるかもしれません。

もし公務員を目指されている方で、
公務員試験の対策講座を探している方がいらっしゃいましたら、
アガルートアカデミーの公務員対策講座をおすすめします。

アガルートアカデミーはいろいろな資格の講座を開講していて、
公務員講座もあります。

その中でも国家総合職試験にも対応した講座を開講されています。
法律区分教養区分での受験を考えている方には特におすすめです。

個人では対策が難しい、
二次試験の対策をしてくれるところもポイントです。

オンラインで受講できるので
自宅にいながら好きなときに勉強ができるのも嬉しいです。

皆さんが少しでも公務員に興味をもっていただけると嬉しいです。

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