こんにちは。
最近ポテチ断ちを試みている、たーはんです。ポテチ大好きなのですが、太るのと窒素酸化物が体に悪影響を及ぼすだかで控えようと思っています。噂によると視力の悪化にも繋がるとのことで。
私の肌感覚ですが、最近は数年前より教員の離職、特に若年層の離職者が増えているような気がします。(自分がブログを書くようになって敏感になったということもありますが。)
ネット記事によると、就職1年目の教員が離職してしまう割合は1%とのことです。
https://onl.bz/x56eueL(2023/06/07view)
‘新任教師’という表現なので、もしかしたら非正規採用の教員も含まれているのかもしれませんが、大学時代から教員を目指して就職する人が多いので、1%でも離職してしまうのは悲しいものです。中には1年間続けられず、数ヶ月で退職してしまう場合もあります。
なぜそのような事態になるのか、また実際に退職が頭に浮かんだらどうすればいいか、書いていきます。今現在教員として働いている若年層教員の救いになれると嬉しいです。
新任教員の辛さ
一般企業では入社後、特に新卒で入社したら、1,2ヶ月研修を受ける期間を設けている会社が多いと思います。自社のこと、仕事内容、仕事のデモンストレーションを行ったりするでしょう。
教員は?
研修なしで、いきなり担任を持ちます!
各都道府県で「初任者研修」という制度は設けているのですが、1年間ある中で何度か教育委員会主催の会場に集まって研修をします(OJTになるのかな?)。丸1日研修の日もあるので、(特に小学校の場合、)受け持っている学級の授業は’後補充’と言われる初任者研修時の代役の教員が担います。だいたいが引退した年配教員で、非常勤職員になります。1年に数えるほどの勤務日数ですからね。
あとは、’初任者指導教員‘と言われるポジションの教員もいまして、自治体によって違いはあると思いますが、週に1日、初任者の学級に入って授業を見たり、児童生徒との接し方を見たりして、放課後に新任教員へアドバイスをします。この初任者指導の教員の性格が悪く相性がよくなかったら、それだけでストレスになります。中には、自分はできる人間アピール!をしているようなマウントをとってくる輩もいます。性格は悪くなくても、教員の性(さが)なのか、「大変そうだから助けてあげよう」というよりも「立派に育て上げてやろう、そのためにしどうしてやろう」という意識の人が多い気がします。(初任者指導教員なので、そういう人が立候補しやすいのかもしれないですね。優しい先生は学校以外で非常勤勤務をして老後を過ごしていたりします。)
というわけで、新任教員(社員)の研修様式は一般企業と異なり、’やりながら覚えろ’という昔ながらの考え方を続けています。ベテラン教員ですら学級経営が大変なのに、同じ事を新人にやらせているわけですから、要領が分からず毎日が進んでいくことや、担任の責任を重く感じてしまうことが、新任教員にかかるストレスは大きなものになります。
転職を考えたときにすること1 信頼できる人に愚痴る
筆者が社会人成り立ての新人教員の時、会う人全員に仕事の愚痴を言っていたのでは、というくらい愚痴りまくっていました。大学や大学院の仲間達と会う機会もあったので(土曜の夜や夏休み)、他の人の仕事の話を聞きながら、自分の仕事のことを振り返っていました。結局その場では、皆の職場環境が羨ましいなあと思っていました…
ここで大切なのは、自分の辛さの原因や、転職が妥当かどうか整理ができるということです。この環境から抜け出したい!という強い思いは、一人で考えていると周りが見えなくなって考えが偏ってしまいがちです。
転職して解決することなのか、後悔しなさそうか、別の仕事でも自分が興味を持って働けるか、一度冷静になって考えることが大事です。
その他にも、信頼できる同僚の教員に相談してみるのもいいと思います。筆者もそうしていました。自分が勤務している学校が他と比べて職場環境がいいのか悪いのかが分かりますし、1年我慢すれば楽になるのかどうかも分かります。少しでも希望が持てれば、日々の気持ちの持ちようも変わってくるはずです。
転職を考えたときにすること2 転職エージェントに登録する
転職する/しないに関わらず、「転職エージェント」に登録することをお勧めします。転職エージェントとは、自分が希望した転職条件にマッチした就職先を紹介してくれるサービスです。また、社員の人(エージェント)が、求人の細かい説明をしてくれたり、職務経歴書の書き方を教えてくれたり、面接のアドバイス等をしてくれます(もちろん、こちらが希望した日時に)。
教員の中には、学生時代から教員一筋で就職活動をしている人も多いと思いますので、一人で転職活動をするのは他の人より大変だと思います。また、普段残業ありきの仕事をしていると、転職活動の時間を取ることも難しいと思います。それを少しでも楽にしてくれるのが転職エージェントです。利用は無料です(転職エージェントは求人広告を出している企業からお金をもらっているので)。
ここで1つ、お勧めの転職エージェントをご紹介します↓↓
‘転職エージェント’と検索すると、数多くのサービスが出てきてどれを利用すればいいか迷う人も多いと思います。
「就職Shop」は、第二新卒(社会人になって数年の方)の転職活動にも力を入れているので、新任教員の方が転職先を相談するのに適しています。また、地元の企業を多めに紹介してくれるので、遠くに通勤することになることは少なそうです(もちろん希望を言えば遠くの企業も紹介してくれます)。教員の中には地元で働きたいという人も多いので、そういう面でも利用登録しておいて損はないですね。
ちなみに筆者も当時利用していました。最初メールでやりとりし、夏休み期間に来店しました。そこで担当者の方と面談をしたのですが、なんとその担当者の方が、元教員の方でした!
なので、教員の話にはすごく共感してもらいました。(営業スマイルでないと信じたい笑。)どうやらその方も教員を2年間やってみて自身には合わないと思い、今の仕事をしているとのことでした。仕事ぶりを見ると、忙しいながらもイキイキと仕事をされていました。しかも地元が近く、共通の知人がいたことで話が更に盛り上がりました。
登録して情報をもらうだけ、エージェントの話を聞くだけでもいいので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
また、教員から他の職業に転職することなんてできるかな?と思われている方もいるでしょう。そのような疑問にお答えするよう、筆者の体験を交えて別記事を書いております。よければご覧ください↓
最後に
学生時代から教員を目指してきた人からすると、教員を離れて別の仕事をすることは、勇気がいることだと思います。長い間教員のことだけを考えきて、さらには学生時代にボランティアや各都道府県で実施している教員養成プロジェクトに参加していた人もいるでしょう。そんな思い入れのある職業だからこそ、離れるのも辛いと思います。
ただ、転職を繰り返してきた筆者からすると、辛いまま現職で過ごすよりも、自身がイキイキと仕事ができる職場に身を置いてもらいたいなと思います。筆者は転職して後期はしていませんし、何より新しい職場に身を置くことで新しい発見があったりして、転職してよかったなと思っています。
もし、転職を考えていたり、自分の辛い状況を聞いてほしい、という方がいらっしゃったら、お問い合わせフォームからご連絡ください。皆さんの負担が少しでも軽くなれば幸いです。
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