2回目の投稿です。たーはんと申します。
今日は、「臨時採用の教員として学校で働く」場合の概要をお伝えしていきます。
臨時採用、正式にいうと「臨時的任用教職員(講師)」、長いですね…俗に言う「臨採(りんさい)」「臨任(りんにん)」です。
臨時採用として募集している時期
正規の教職員になるには、教員採用試験(いわゆる「教採(きょうさい)」)を受ける必要があります。
4-5月に履歴書を含めた必要書類を教育委員会に提出し、7-8月にかけて試験を受け、10月あたりに合格発表があります。(都道府県によって日程にばらつきがあります。首都圏はだいたい同じ日に一次試験を行います。試験の概要については、後日記事にします。)
そこで合格した人たちが、期間内に各自治体で手続きを済ませ、3月に配属先が発表されます。
一方、臨採の場合は、いつ応募し、試験を受ければよいのでしょうか。
臨採の場合、申し込みはいつでもできます!!
特殊な場合でない限り、管轄の教育委員会はいつでも受け付けています。申し込みの際は、ネットで履歴書などがダウンロードできる場合もあれば、直接教育委員会に書類を取りに行き、必要事項を記入し、再度教育委員会で提出する場合もあります。書類を提出する際には、事前に電話をして持ち込むことになります。
そして、職員の人が書類を受け取ったら、職員の人と面接が始まります。
面接は苦手…という方も多いのではないでしょうか。事前準備に時間がかかったり、想定外の質問をされたらどうしよう…と悩む方も多いでしょう。
心配無用です!
よほどのことがない限り、面接の内容で臨採登録を断られることはありません!(人手が足りないこともあって)
面接内容としては、「なぜ臨採に登録しようと思ったのか」「児童生徒と接する上で気をつけなくてはならないこと」「どういう先生が理想の姿か」等、(私の場合ですが)ありきたりな質問が多かったです。というより、ひねくれた質問はなかったと思います。
ですので、よっぽど変な回答、人間性を疑われるような回答をしなければ、お互い作業的な感覚で終わります!
面接が終われば、職員の人から「(どこかの学校で人手が足りなくなって)教員に空きが出れば電話します」と言われます。あとは、電話を待つだけです。
ただ、4月1日から働くことを考えている人は、(自治体によって違いはありますが、)1月くらいに教育委員会で実施される、「登録会」の期間に応募する必要があります。これも特に難しいことはありません。書類を提出して、簡単な面接をして終わりです。
正規教員の配属が決まった後、大体3月の中旬から下旬にかけて、教育委員会から電話があります。そこで配属先の相談があります。(たいていは「この学校でいい」と聞かれて「はい」と言う他ないのですが…)(状況によっては選択できる場合があるかもしれません。)
私の場合(赴任校決定時)
私は大学院在学中(修士2年)の1月に某自治体の教育委員会で臨採登録し、3月20日あたりに電話が来ました。登録用紙に最寄りの路線を書いてあったので、乗り換えのない電車一本で通える学校を提案されました。
私の場合(後から分かったこと)
私が登録した自治体は、そこで勤める教育長と縁があったので、自宅から少し離れていますが、自分とはなじみの薄いところで登録しました。
そのため、その土地に関して知っていることはほとんどありませんでした。(実際に住居と勤務先を近づけない方もいらっしゃいます。大抵学校の立地は駅から離れた場所にあるので、車がないと通勤が大変ですが…)
私が赴任することになったその学校は、駅から徒歩3分という好立地!「通いやすそうでよかった!」とその時は思いました。
それが、これから起こる地獄の始まりだとも知らずに…
臨採の登録を検討している皆さんへ
これから臨採の登録をしようかな、と考えている人はできるだけその土地で教員をやられている方の話を聞けるだけ聞いておくといいでしょう。
「教員の知り合いがいないよ…」という方もいらっしゃるでしょう。そういう場合は、その自治体の学校の規模、児童生徒の人数、土地柄(住宅事情)、といったものを見ておくといいですよ。
土地柄から何が読み取れるか、これは後日記事にします!
このブログを読んでくださる方へ
私の経験が皆さんの助けになれば嬉しいです。
できれば、記事に沿った内容の書籍を、毎回紹介していきたいです。
もし今現在、学校で働いて、仕事が辛くて、苦しい思いをしているけれど、誰にも話せない、という方がいらっしゃいましたら、話を聞くことはできるので、お問い合わせフォームに愚痴を書いてもらっても大丈夫です。
しっかり返信できるかどうか分かりませんが、少しでも今の状態がよくなれば幸いです。
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