文部科学省の職員になるために

学校外教育職

こんにちは!

暑い日が続いたので、冬服をしまい夏服に衣替えをしたのですが、また寒い日がやってきて仕方なく春夏服を重ね着して過ごしています、たーはんです。

教育関係に就いている方、これから就こうとしている方、特に公立学校で勤務されていらっしゃる方、日本の教育分野の大元、文部科学省(の施策)に対して、いろいろご意見お持ちかと思います。

日本の教育ニュースに明るい話題は少ないように感じます。それは、教育に対して権限がある文部科学省(略して文科省)のやっていることに問題がある!!という考えをお持ちの方、いっぱいいらっしゃると思います。私もその一人です!笑

「日本の教育をよくしたい」と思って、文部科学省へ就職したいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、文科省の概要文科省の職員になるための方法を解説していきたいと思います。

文部科学省とは

文部科学省(文科省)は、2001年の中央省庁の再編で、日本の教育を統括する

文部省

科学技術庁

が統合した省庁です。

現在(令和4年)の文科省は、大きく分けて4つの分野に分かれます。詳しくはこちらをご覧ください。(文部科学省HP 最終閲覧2022/06/22)

その4つとは

1,幼稚園~高校、大学といった学校や生涯学習について管轄する教育分野(このブログのメインですね)

2,宇宙を含めた研究開発や研究振興を司る科学技術分野

3,スポーツの振興やスポーツの発展を担当するスポーツ庁

4,有形無形問わず日本の文化、伝統、遺産を守る文化庁

の4つの分野です。(これに「大臣官房」と言われる事務や国会関係の部署があります。)

組織のトップはご存じかと思いますが文部科学大臣です!内閣総理大臣から任命されます。大臣の一人なので、政治家の場合が多いですね。(国務大臣は一定の割合で国会議員でなくてはならないので。)残念なことに、教育のスペシャリストが大臣になることは今まで少なかったのではないかと思います。

「学校は皆が経験してきたから、素人でもできる」と思われている節があります。(実際、教育分野担当の地方議員は、その意識で選出されることがあります。)(現在地方の教育に関する権限のトップは、首長となっております。)

あと、また別記事で書きますが、文科省は「三流官庁」と揶揄されて、中央省庁の中でも位が低いです…

文部科学省の職員になるには

文科省の職員は、国家公務員という身分です。これは、他の中央省庁(法務省や財務省など)も同じです。公務員なので、公務員になるための試験を受けて合格しなくてはなりません。

「国家公務員の試験を受けて合格すれば、文科省に入省(就職)できるんだね」と思った方、実はそう単純な話ではないのです!?

まず、公務員試験を受けるために、(もちろんですが)試験の申し込みをします。そこで大きな分かれ道が2つあります。

文部科学省の職員1(国家総合職)

1つ目の分かれ道ですが、国家公務員は実は2種類に分かれるのです!

国家総合職」と「国家一般職」という2種類に分かれます。

国家総合職というのはいわゆる「キャリア組」と言われるエリート層の受験区分になります。試験内容も難しく、合格することも難しいです。その代わり、入職した後の昇進のスピードが早く、給与も変わってきます。ある分野に特化した「スペシャリスト」として活躍していきます。

筆者が実際に国家総合職を受験した体験も交えながら、試験のことを紹介している記事もありますので、よければご覧ください↓(2023年6月29日追記)

文部科学省の職員2(国家一般職)

一方、国家一般職は、(問題形式が違うので、一概には言えませんが)国家総合職よりも試験の難易度は低く、出題形式が地方の公務員試験と似ているので、他の公務員試験と併願がしやすいです。

入職後は、多くのことを経験する「ジェネラリスト」として活躍することが多いようです。

国家公務員試験の特異性

もう一つの分かれ道、(こちらがメイン)「試験合格で即文科省職員」とはならない理由、

それは、試験申し込み時点で自分が希望する省庁を聞いてくれないということです!!

他の公務員試験なら「○○市(事務職)」「○○市の○○専門職」というように、先に自分が希望する自治体や専門分野を選んで、そのための試験を受けます。しかし、国家公務員試験は違います。自分が文科省に入りたくても、希望が通らず他の省庁で採用されることもあります。

反対に、別の省庁を希望していたのに、(言い方はわるいですが)仕方なく文科省で採用される場合もあります。なぜそんなことが起こるのか??それは国家公務員試験の制度によるものです。(この続きは別記事で詳しく書いていきます!)

要は、「日本の教育制度をよくしたい!」と思って文科省を志してもそのような熱い思いを最初からもっている人が採用されるのは本当の一握りしかいないということです…

終わりに

別記事で筆者が国家公務員試験を受験した体験を書いているので、よければご覧ください↓

これからも皆さんに少しでも教育分野の職に興味を持ってもらえるよう、記事を書いていきます。

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