こんにちは。
気温が上がってきているせいか、一日一アイスを消費しています、たーはんです。
私が社会人になって自己紹介をするとき、小学校の教員をしています(していました)と言うと、「小学校の教員は大変ですよね。全科目教えなくちゃいけないですから。」と言われることが多いです。
この台詞、小学校に勤めていた方、違和感がありませんか?
相手の方は、何気なく返してくれただけかもしれません。コミュニケーションの一環として、当たり障りなく共感してくれただけかもしれません。それでも、考えてしまうのです。
小学校教員の大変なところは全科目教えることではないのです!!
なので今回は、多くの方に小学校教員の仕事内容を知ってもらいたく、
1,授業が仕事内容の(メインでなく)一部になってしまっている感覚
2,授業やその準備よりも大変だと感じてしまうこと
について書いていきます。
☆ちなみに、学校や学年によっては、「一部教科担任制」の導入や専科の教員の授業があり、全科目担当しない場合もあります。(このことは後日記事にする予定です。)
小学校教員の朝(出勤)
小学校教員の勤務開始時間は、自治体によって多少違いがありますが、8時または8時15分に設定されていることが多いです。各学級で「朝の会」「朝自習(朝読書)」が8時15分や8時30分に開始されるので、その開始時間やそれより前に設定されています。
ただ、勤務開始時間丁度に出勤する教員は希です!!
子育てなどで我が子を保育園に送迎したりしていると、ギリギリ勤務開始に間に合うくらい、という場合は多いです。ほとんどの教員は、朝7時から7時30分の間には来ています。(私が勤めたところは、7時30分前後が多かったです)中には朝6時30分に出勤しているなんてことも…
なぜ、そんなに早い時間帯に出勤するのか?その理由はたった一つ。やらなくてはいけないことが多いのです!!!
まずその日の予定の確認をし、管理職からの連絡事項が増えていないか確認し、その日使うプリントの準備や早く投稿してきた児童の連絡帳や宿題のチェックを始めます。また、勤務時間開始前なのですが、必須業務がある場合も多いです。(今更ですが、労働基準法違反でしょうかね…?)
児童生徒の挨拶運動に付き添ったり、その様子を写真に撮ったり、校庭のライン引き(白い粉のやつ)をしたり、備品をチェックしたり、登校の安全確保で通学路の交通整備をしたり(学校によってまちまち)、今考えれば、フレックスタイム制を導入してもよさそうですね。
小学校教員の朝(始業)
そして、やっと(通常の)勤務時間開始に入ります。これは小学校に多いのですが、朝自習(朝読書)の15分の時間に、時期によって「○○習慣」という特別な時間になったりします。
例えば、「読書週間」だった場合、普段と変わらないようですが、図書委員の児童が各教室のチェックに回ったりします。(全員が読書をしているか確かめるのです)そのために担任が委員のもってくる紙に判子を押したり、委員の児童が内容を分かっていなかったら助言したりと、担任に負担がかかってきます。
その事前準備も勤務時間前に把握と準備をしておかなくてはならないのです。朝の数分ですが、毎回決まったルーティンとなることは少なく、違ったことを行う、準備するということは思っている以上に気と体力を消耗します。
一例ですが、「美化習慣」「(運動会の)応援歌習慣」「学年会」等々、時期によっていろいろなことをしなくてはならないので、把握すること自体も大変です。(ベテランだって忘れていたりします)
中には、教室から移動しなくてはいけないこともあるので、クラスの児童を早い段階から、教室の後ろに整列するよう伝えておくこともあります。それを忘れたときは絶望しますね…ただでさえも時間がないのに、他のクラスの児童(+先生!)を待たせることになるのですから。(朝早く自分はやるべきことをやったのに、他の人に待たされると絶対イライラしますからね…)
小学校教員の午前以降
今回は朝(しかも授業開始前)の職務内容紹介だけで終わってしまいましたが、授業後の教員の職務内容についても記事を書いていきます。
まさか朝の様子を書くだけで1記事完成するとは書く前は思ってもいなかった(本当は1日のスケジュールを書く予定でした)…
朝以降の職務の紹介は何記事書けばいいことやら…
最後に
私の経験が皆さんのお役に立てば嬉しいです。
もし、教員への転職で他にご質問がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡ください。
しっかり返信できるかどうか分かりませんが、少しでも今の状態がよくなれば幸いです。
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